アパート建築費の削減でお悩みの方はお気軽にご相談ください

東京都武蔵野市吉祥寺に新築予定の４世帯集合住宅です。

今回は吉祥寺という賃貸住宅供給数がとても多いエリアへの建築となりました。競争率が高い地域で安定した経営を目指すためには、優れたデザイン性もさることながら、設備面での付加価値を追求し、圧倒的な競争力を兼ね備えた物件にする必要がありました。

そこで、限られた敷地の中でいかに競争力を高めるかを考え抜いた結果、一般的なアパートでは物置スペースになりがちなロフトを、居住できる空間に創造するという斬新な構想が出来上がりました。

『老朽化したアパートを建替により再生したい！』

今年で築４６年を迎えるという木造アパートは、かなりの老朽化が進み、１Ｋ６帖、風呂なしの家賃４万円、入居率も６世帯中２世帯という状態でした。このままでは、入居率が上がる見込みもなく、賃貸経営の継続が困難なのは、不動産が全くの素人という息子さんの目から見ても明らかでした。

将来アパートを相続する息子さんは、初めからアパートの建替えを検討していたわけではありません。
もし事業性に疑問符が付くのであれば土地を売却し、アパートの賃貸経営はやめてしまってもいいと考えていました。

しかしながら、アパートの所在地は吉祥寺という人気のエリアです。
その分賃貸競争は激しいですが、競争力に勝るアパートを建築できれば、賃貸経営を成功させることができるのではないか。

そんな思いで、実績のある専門家の意見を聞きたいということから、今回のプロジェクトが始動しました。

最高の居室空間を設けるため、これまでに類を見ない広々としたロフトを目玉に、１ＤＫ＋ロフト、木造２階建・全４世帯のアパートを計画しました。

ロフト部の天井高は２ｍもあり、大人であっても、ロフトにいながら悠々と生活することができます。
また５帖のスペースを確保したため、物置スペースとしてのロフトではなく、完全なる居室スペースとしてのロフトを実現しています。

ＤＫにおいても約８.６帖の広さに加え、吹抜の天井高は４ｍとなり、１ＤＫの間取りとは思えないほど非常にゆったりとした開放感を感じることができます。

従来、１ＤＫ８帖といえば単身者向けというイメージがありますが、今回実現した居室スペースであればカップルでの入居にも最適となります。

外観は白のよろい調とし、木調幕板でアクセントを付けています。このデザインは古くなっても、古くささを感じさせないデザインです。玄関はブリックタイルを使用することにより、高級感を演出しています。

室内に関しても、従来の既製品ではなく造作の洗面化粧台、可動式収納を設置し、注文住宅のような雰囲気を実現させました。

さらに、梁や壁に木のぬくもりをふんだんに取り入れており、温かみを感じることができます。

その他、１坪タイプのユニットバスやＩＨクッキングヒーター、ウォシュレットトイレ、ドアや床材もワンランク上の、居住者に快適な設備を追求した物件となりました。